画家 堀澤大吉
〜形ある、もうひとつの世界〜
画家 堀澤大吉
〜形ある、もうひとつの世界〜
ABOUT
堀澤大吉とかんざしについて
北九州での個展は今回が
初めてである。
絵画作品数は新作、
旧作の12点で構成。
今回、堀澤大吉という
アーティストを北九州でご紹介
するうえで欠かせないのが、
絵画だけではなく立体物作品も
かなりの価値を要している
ということである。
画家紹介のページでも触れているが、実は堀澤大吉が大学時代に専攻していたのは、「彫刻」だった。実際に大学中退後、石材店に就職している。
彼を表現するには、正しくは彫刻家が画家になったという表現の方が正しいのかもしれない。
故に、絵画作品中に登場する乗り物や機械、小物類といった造形物の表現は実に説得あるものになっているのはこういった裏付けがあってのことである。


今回絵画と一緒に展示&販売するのは、"豆かんざし"である。
旅の途中で拾ったイチョウの葉を見ているうちにかんざしが思い浮かんだのがきっかけとのこと。それ以降、絵の創作の傍ら、部屋に無造作に転がっていた端材を一つ一つかんざしに変えていった。
堀澤大吉が手塩にかけて創った"豆かんざし"を是非手に取ってもらいたい。
精巧に掘られた植物を冠したかんざしたち…それは見事というほかない。
大切なヒトへの贈り物に最適である。
月の旅人から生まれた
もう一つの物語。
山の中で偶然拾ったかんざしは、
ひょっとして”こぎつね”の落とし物?
こぎつねコンコン 山の中 山の中 ♪
草の実つぶして お化粧したり
”もみじのかんざし”つげのくし

木材の種類

シタン(紫檀)

ベニシタン(紅紫檀)

モウソウチク(孟宗竹)

カエデ(楓)
価格帯
1点 ¥10,000〜
作品ギャラリー
GALLERY
制作した作品です。
全て手作りの1点ものとなっております。
エリア魅力紹介
MAP
今回開催される個展会場は、
栄華の名残を数多く残す
「門司港・清滝地区」にある。
せっかくお越しになるのなら歴史ある
門司港の街も一緒に堪能して欲しい。
門司港の歴史
〜日本の三大港のひとつだった門司港〜
かつて、明治から昭和初期にかけ栄華を誇った街、門司港。明治22年(1989年)に石炭などの「特別輸出港」に指定され、貿易港としての地位を確立した門司港は、その後、日清戦争、日露戦争の勃発と共に、軍需品や兵士たちを送り出す重要な港となり、米、兵器、軍服などの品物を扱う商業が目覚ましく発展していった。大正3年(1914年)には門司駅新駅舎(現在の門司港駅)が完成し、欧州航路の寄港地にもなり、港は莫大な利益を得ていくことにる。大陸貿易も盛んで満州などへの貿易船や客船で大変賑わった。この頃には、日本三大港(神戸、横浜、門司港)の一つとして数えられ、重要な国際貿易の拠点となっていた。商社や銀行が先を争って門司港に支店を出そうとし、地価が暴騰したのもこの頃である。

また、大陸貿易の発展とともにもう一つ賑わったものがあった。料亭と花街だ。門司港には数多くの料亭があり、清滝には数十軒もの料亭が林立していた。旅館も多数あった。また、芸伎衆もおよそ200人、置屋も20軒以上あったと言われており、当時の華やかな風情が想像できる。昭和6年(1931年)に建てられた清滝地区の海側の石垣にそびえ立つ「三宜楼(さんきろう)」もその一つで、木造3階建てで、現存する料亭の建物では九州最大級だ。

終戦前までは非常に栄えてい門司港だが、終戦とともに大陸貿易が縮小され石炭の輸出も減り、港として低迷し次第に衰退していくことになる。その後、門司港は行政と民間の協力のもと、1995年に『門司港レトロ』として生まれ変わり、今では年間200万人以上の人が訪れる観光地として、新たな歴史を刻んでいる。
路地裏を散策したあとは、門司港名物の焼きカレーや様々なスイーツで胃袋を満たして欲しい。
この上ない至福に包まれるであろう。
【三宜楼】旧料亭「三宜楼」
1階の展示室には料亭の歴史を伝える資料が並び、自由に見学できる。無料。
午前10時~午後5時。月曜休館。
三宜楼=093(321)2651。

個展
画家 堀澤大吉の世界
〜絵と物語、そして形あるもの〜
2023年9月1日(金)
- 10月1日(日)
13:00 - 19:00(営業日/金・土・日・祝)
※最終日は17時まで
ハーブカフェPocaPoco内
ギャラリーgarland
〒801-0833
福岡県北九州市門司区清滝4丁目4 - 6